錫精錬事業
私達は、はんだなどの錫が含まれたスクラップを、原料として回収し、純粋な錫に精錬しています。
錫専業の二次精練メーカーとして、1990年代に東南アジアに進出後、現在では東南アジアの各拠点から、世界を舞台に販路を拡げてきました。 ただリサイクルをするというだけでなく、少しでも付加価値の高い製品を作るために、日々技術を研鑽し、現在では純度99.9%から99.999%の製品の生産にも取り組んでおります。私たちの主な業務
スクラップ・ドロスの回収業務
工場から発生した、錫のスクラップ・ドロスを原料として回収しています。私たちは、回収した原料の組成に合わせて適切な精錬方法を選択しています。確実に自社の工場で処理していることから、廃棄物の処理状況や、環境に対して関心の高いお客様からも、ご満足頂いております。
錫地金の販売業務
私たちは、主に純度99.9%(3N)から99.999%(5N)の錫を生産しています。また精錬の工程で副産物として得られる、銀(純度99.99%)も販売しております。その他、お客様のご要望に合わせて、錫合金(錫-銀-銅、錫-鉛など)の生産や、合金の形状を加工(ショット、棹、棒など)する業務も承っております。
紛争鉱物規制への取り組み
錫、タンタル、タングステン、金の鉱物は、国際的に紛争鉱物(conflict minerals)として認知されています。特にコンゴ共和国をはじめとしたアフリカ諸国が鉱物の産地である場合、武装勢力の資金源となっている可能性があります。昨今では、上記の理由から、紛争にともなう児童労働や強制労働などの人権侵害を防止する目的で、事業者に対してサプライチェーン全体を通して紛争鉱物を使用しないことが強く求められています。私たちも紛争鉱物への取り組みの一環として、定期的にRMI(Responsible Minerals Initiative)からの査察を受け、紛争フリー準拠製錬所 (RMAP適合製錬所/精製所)として認証を受けています。また、責任ある鉱物調達に努めるため、Responsible Minerals Assurance Process(RMAP)遵守の一環として、警告認識システムを導入しています。原料に紛争鉱物が含まれているかどうかを調査し、紛争鉱物の取り扱いを回避します。